令和5年7月5日にZOOMによるオンライン開催にて行われた、一般社団法人インターネット・ヒューマンライツ協会のスマイリーキクチ氏の講演会に参加いたしました。
演題 「SNS・インターネットによる誹謗中傷から子どもたちを守るために、
保護者としてできること」
ここ数年のコロナ渦によって格段とICT(Information&Communication Technology)が、どんどん進化・普及し、私たちを取り巻く社会全体の様々なシーンで多大な恩恵を感じる昨今です。しかし、子どもたちの生活に私たち保護者には見えにくい問題が起こっているようです。
スマホの莫大な普及により、中学生や小学生低学年でも持っているお子様も増えている中、特にSNSの問題は未だに山積みのようです。
SNSは素早く情報入手でき、気心しれたお友達同士と離れていても会話ができるという利便性がありますが、簡単に見知らぬ不特定多数の人と繋がってしまったり、相手のお顔や様子が見えない分、簡単に悪口も言いやすい状況になったりします。その悪口は文字となり相手の画面に残り、恐ろしさが倍増し「言葉が凶器」となって、相手を苦しめてしまいます。中には真剣に捉え過ぎて気を病み、自殺まで追い込まれるケースもあるとのことです。
そもそも、相手の心を握りつぶしてしまう類いの言葉は、SNSに関係なく出てきてはいけない言葉です。相手の顔や様子が伺えなかったり、不特定多数だとしても、そのような「言葉の凶器」を口にしたり文字にするようなことは絶対してはならないはずです。
今回、この講演会を拝聴し、親子でSNSの使い方の確認はもちろんですが、SNS以前に人を思いやれる「心」を家族で育んでいきたいと改めて感じました。「言葉は言霊(ことだま)」のはずです。私たち保護者も日々愛を持って声をかけていきたいものです。
藤本千佳 福井亜紀
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